作品解説


かえるちゃん名義では3作目であり10代最後の作品である。
(楽曲によってはぎりぎり20歳のもあるけど)

前回のバンドで自分のエゴを通すことの難しさ・音楽性の違い(というと格好良いが)を身に染みて理解したため、
一人で「作って・弾いて・歌って」という今まで当たり前だったことが楽しくて仕方がないといった感じで作った作品。

よって個人的にはこのアルバムは今でも非常に愛着があるし、
アルバムとしてのまとまり具合は自分の作った作品の中でこれが1番だと思う。

ジャケットのアングラ感まるだしのところも好きです。

これを作った次の年に本当にひょんな事からこれに収録されている「SPY&SPY」が、
北海道のちょっと有名・お洒落インディーズユニット(名前は出せないけど)の人に渡って気に入られて、
「オムニバス盤を出すから曲を作ってくれ」という依頼が来たという逸話がある。

でも僕が出した返事は「やらない」だった。

理由は簡単だった。

『断った方が格好良いから』

でも、今考えると引き受けても良かったのになぁとたまに思います。

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