作品解説


かえるちゃん3部作を終えて今作はポコ康生名義の1999年の作品。

1998年・20歳の時に就職して今のような出張生活が始まったので非常に時間が取れずに、
1年以上かかって出来上がった作品である。

まず、機材面では今でも使っているRolandのVS1680という当時20万円もしたHDのMTRを購入しているので、
本来は音質が良くなっているはずなのだがカセットテープに落としているので、
その効果は十二分に発揮されてはいない(単純に使用方法をわかっていなかったので)。

技術面においては一見上がっているようだが、前作「WELLCOME TO THE FRESHPARTY」の方が遙かに上である。

とにかく機材は良くなっても、

「曲を作る時間がない」
「楽器に触る時間がない(練習できない)」
「アイデアもでてこない」などのマイナスな面が大きくなりすぎて、
好きでやっていることなのにだんだんと「やらなくてはいけないこと」みたいになってきてしまっている。

で、この当時にまた小さな(だけど前回よりも大きな)事件が起こる。

なんと北海道のローカルテレビ局に出ることになってしまったのだ!

昔の「イカ天」と「浅ヤン」を混ぜたような深夜番組なのだが、
そこに出てくれという話がきたのだ。

どういういきさつでそうなったのかは詳しく憶えていないが慌てたことだけはハッキリと憶えている。

色々と考えた結果、音楽を作るのをもう辞めようと思って作った曲「レコード」の弾き語りで出演することにした。

音源(映像は実家にありそうだが)が無いのが残念だが、
凄く練習してアレンジも練ってピアノだけで弾き語りした「レコード」は自分の曲じゃないみたいに完成度が高かった気がする。

最後に良い思い出ができたなぁなんて思って2001年まで楽器も触らなくなった・・・・・

そんな感じなので、今これを聴いても当時のなんかイヤ〜な気分が蘇ってしまうのだ。

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